10月は勝率が悪い月
9月は、1年の中で陰線になる確率が一番高い月ですが、2000年以降では10月が最も勝率が悪い月となっています。これを「オクトーバーコンプレックス」と言い、「秋には魔物が住む」というアノマリーもありますので、注意が必要な月です(アノマリーとは、根拠はないが比較的あたりやすいとされる経験則)。日経VIが上昇しやすい月です。
日本では、10月~11月下旬までは弱く推移しやすく、サンクスギビング(北米の祝日:米国の11月の第4木曜日)や、勤労感謝の日などで折り返して、12月にリカバリーする傾向があります。
ミューチュアルファンドの決算月
10月は、ミューチュアルファンドの決算月で、節税対策売りが出て荒れやすいと見るのが一般的です。
10月上旬
日本
- 日銀短観の発表。
- 10月第一営業日は、下期への期待から買いが入ることがあるとされていますが、近年では月初に動く傾向はあまりありません。下期の業績予想が良い企業に買いが入る可能性がある程度。
- 金九銀十。中国が国慶節入りします。この期間中、日本株はもみ合いになりやすい傾向があります。
- 小売・流通の決算発表時期。
米国
- 米国の新年度は9月です。9月に雇用を増やして10月に減らすことが多い傾向があります。
- 米国の新年度予算は10月から始まります。
- 米国決算発表本格化の時期。
10月中旬
- EUの首脳会合時期。首脳会合当日は株価が下がりやすい傾向があります。
- 中旬から下旬にかけて3月決算企業の決算発表がはじまります。
10月下旬
日本
EU
- EUは冬時間へ。
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時期ごとの相場
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