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11月相場の特徴

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11月は転機になりやすい月

11月は例年転機になりやすい月です。月別のアノマリー(根拠はないが比較的当たりやすい経験則)では12月はいつも高くなりやすいです。12月はサンタクロースラリーによって株価が上がりやすく、12月の前哨戦として11月は転機となりやすい傾向があります。11月初旬から上昇傾向になる場合もあれば、11月下旬から上昇傾向になる場合もあります。比較的多い傾向としては、11月下旬までは日本株は弱く推移しやすく、サンクスギビング(北米の祝日:11月の第4木曜日)や勤労感謝の日などで折り返して、12月はリカバリーすることが多いです。ただし、45日ルールの前後1週間は注意が必要です。また、米国ではレパトリが出やすい月でもあります。

45日ルールとは

45日ルールとは、ファンド(投資信託)を解約する投資家は各四半期末の45日前に通告する必要がある、としたヘッジファンドのルールのことです。 通常、投資信託というのは公募形式なので、投資家は自由に解約できるものなのですが、ヘッジファンドの場合は違います。ヘッジファンドは50人未満の特定 の投資家から資金を集める私募形式のファンドですので、いつでも自由に解約できるものではないのです。50人未満から資金を募るファンドですので、1人、 2人でもファンドの解約の注文が出るだけでファンドにとっては大きな影響が出てしまうのです。よって、ヘッジファンドの多くはファンドを解約できるタイミ ングを決算期に限定しており、解約する投資家は各四半期末の45日前に通告する必要があるとしています。これを「45日ルール」と言います。45日ルールの時期は、ヘッジファンドの決算期の45日前にあたる2月15日、5月15日、8月15日、11月15日です。先行き不安がある時期や十分に利益が出ていて利益確定をしたい場合は、ファンドを解約したい投資家が増えて、この近辺の日に、ファンドの解約による換金売りが株式市場で出やすくなりますので注意が必要です。

ただし、近年はヘッジファンドの決算は11月にあまりなく、1月や12月の方が多いので影響は限定的になりやすい傾向があります。

11月の重要イベント

米国

日本

  • 予算特例法案の成立

11月上旬から中旬

  • 米国では11月から冬時間。市場の取引時間が1時間遅くなる。
  • 10月の決算が悪化していれば、11月の45日ルールで売りが膨らむ可能性がある。ただし、近年はヘッジファンドの決算は11月にあまりなく、1月や12月の方が多いので影響は限定的になりやすい傾向があります。

11月下旬

  • 11月下旬には、米国でブラックフライデー(感謝祭(サンクスギビングデー)翌日の金曜日)が始まる。ブラックフライデーを迎えると米国株は強含むことが多い傾向にあります。また、感謝祭の次の月曜にはサイバーマンデーがあり、この日はネット系が伸びやすい傾向があります。このサイバーマンデーで何が売れたかによって今後の銘柄選別や株価に影響を与えやすいとされています。
    ただし、感謝祭前は休日控えで投資家はポジションを落とす可能性があるので、その点は注意が必要です。
  • 12月にはサンタクロースラリーが控えているため、ブラックフライデーあたりから相場の転機となりやすい。
  • 日本は11月の最終週は師走相場への期待感から上昇しやすいアノマリーがあります。また、月末はドレッシング買いが入りやすい。

動画で解説ーYouTubeー

[動画で解説] 11月相場の特徴

時期ごとの相場

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