3月相場の特徴

 

3月相場の特徴


日本の株式市場は、基本的には、1,2,3月は月足陽線になりやすく、4月上旬で高値をつけて4月後半の本決算に向けて調整する傾向があります。その後、ゴールデンウイークあたりでセルインメイ入りしやすいです。アノマリーで節分天井・彼岸底がありますが、例年、分あたりで底入りとなって買い場となり、3月末まで花見ラリーとなることが多いです。期末から株価が上昇しやすい傾向があります。

4月下旬から企業の本決算が始まり、来期の総益率が公表されます。その前の3月は市場の期待が膨らみやすい月となります(市況によってその限りではありませんが)。

 

3月のアノマリー


節分天井・彼岸族

  • 節分天井・彼岸底とは、新春からの強い相場は節分の時期まで続き、その後は彼岸の時期まで下落するというアノマリー(根拠はないが比較的当たりやすい経験則のこと)のことです。日本の株式市場では有名なアノマリーの一つですが、概ねこのアノマリーは当たることがありません。むしろ節分が底になることの方が多い傾向があります。というのも、このアノマリーはもともとお米の相場から来ているアノマリーです。お米の相場は「節分天井彼岸底」という言葉の通り、節分の時期に天井をつけ彼岸の時期に底を打っていたので、そのお米の相場が株式市場でもアノマリーとして伝わっているのです。日本の主要銘柄の相場は、昨今12月に上昇する傾向が強くなったので、1月はその反動で下がりやすい傾向があります。1月は下がりやすい時期となるのが傾向で2月の節分の時期に天井をつけるのは難しいことが多いです。

花見ラリー

  • 花見ラリーとは、2月の節分の頃から3月下旬または4月中旬頃まで株価が堅調に推移しやすいというアノマリーのことです。 花見ラリーはアノマリーと言っていいかどうかわかりませんが、日本の株式市場ではこの時期よく言われているアノマリーです。例年、2月は月足陽線となる傾向があり、第3四半期決算を終え、3月下旬または4月中旬の本決算に向けて期待が高まりやすいこと、3月の配当の権利取りのための買いが入りやすいこと、また、2月は閑散相場となりやすく売りものも少なくなる傾向があることから、株価が堅調に推移しやすくなることからいわれているアノマリーです。

 

銘柄選定


3月は配当取りの買いが入りやすいので、大きく崩れにjくい相場となりやすいです。ちなみに、高配当利回りの銘柄は製薬株電鉄株に多いです。電鉄株は含み資産株としての面もあります。期末が接近するほど配当志向の商いが注目されます。商社株や情報通信株などの3%以上の利回りがある銘柄に注目が集まりやすいです。

1-3月は出遅れのバリュー株物色が活況となりやすい傾向があります。東証二部ジャスダックの銘柄が堅調となりやすい時期です。東証二部が強いということはバリューが効いているということですので注意して見ておいてもいいかと思います。1-3月は、低位株小型株・低PBR本決算に向けての高配当の銘柄が上昇しやすい傾向があり、配当取りの動きが出てきやすい時期ですので、出遅れのバリュー株を狙うのが一般的です。

 

為替動向ーレパトリエーションが出やすい


日本では3,9月、米国では11,12月にレパトリエーションが出やすい。ただ、さほど大きくはないです。といっても例年の傾向ではレパトリエーションによって為替は2-3円は円高に振れやすい傾向があります。日本では決算が集中する3月に外貨建て資産を円に戻して決算に計上する傾向があるので円高に振れやすいので注意が必要です。レパトリエーションは3月20日あたりまで出やすいです。

 

3月は第2週から第3週に注意!


3月決算の企業は増資株式分割、レパトリエーションの発表を3月の第2週から第3週までにしなければならないので注意が必要です。株価にとってマイナス要因となるものが出ることが多いです。それ以降は権利取り日まで配当取りのために堅調に推移しやすい傾向があります。

 

持ち合い解消売りに注意


2月、3月は「持ち合い解消売り」が出やすくなりますので、今年度が好業績で3月以降に昨年来高値をつけた金融機関の株式保有比率が3割以上の銘柄は注意が必要です。詳しくは、「持ち合い解消売りとは」を参照。

 

米国ヘッジファンドの売りに警戒


米国のヘッジファンドは、5月に中間決算がありますので、それに向けて3月は反対売買がされやすい月です。3月まで上昇していたような銘柄や外国人の保有比率が高い銘柄は売りが出やすくなりますので、警戒が必要です。

 

3月のアナリスト予想


3月のアナリスト予想は、第3四半期決算の内容や12月期末企業の今期の予想が、また2月15日の45日ルールも織り込んで判断されるので注目されやすいです。

 

中国の社債償還に注意


3月4月は中国の社債償還が多い月です。デフォルトに注意が必要です。

 

3月上旬から中旬


  • 3月のメジャーSQは配当落ち分を織り込むので先物現物より下がります。要するに、日経平均先物の値が日経平均株価の値より配当落ち分だけ下がるということです。
  • 3月上旬には中国で全人代が開幕されます。中国の政策期待から機械セクターなどが物色されやすい傾向があります。ただ、全人代前は全人代を控えて人民元安が加速したことがあるので注意が必要です。

 

3月下旬


  • 3月期末前に債券の急落があった場合は、機関投資家は株式でその損失を挽回しようとするので、一時的に株価が上昇することがありますので債券の動向はチェックしておいてもいいと思います。
  • 3月期末は海外の資金還流で円高に振れやすいので注意が必要です。
  • 3月末は大型の投資信託が続々と設定されるので、相場は底堅くなりやすいです。ドレッシング買いも入りやすい時期です(近年ドレッシング買いは入らない傾向があります)。ただし、特定金銭信託やファンドの決算も重なるため、持株の調整売りが出やすい時期でもあります。ただ、3月末は配当取りや投資信託の設定で、基本的に相場は強く推移しやすいです。
  • 4月下旬から5月上旬に本決算があります。日本の企業は決算を控えめに出す傾向があり、実際の業績との間にギャップがあることが多いので、本決算に向けて期待は高まりやすい時期となります。
  • 米国では季節調整の歪みで、春から夏の指標が悪化する傾向があるので注意が必要です。

 

権利取り日前後の株価の特徴と投資戦略


  • 権利取り日前は、「つなぎ売り」で配当や株主優待をとる投資家が増えます。つなぎ売りの方法は「つなぎ売りとは(株主優待を取る方法)」を参照してください。ただし、つなぎ売りは、手数料と信用売りの貸株料がかかり、さらに逆日歩がつく銘柄が出てきますので注意が必要です。
  • 権利取り日寄付きでギャップアップ(前日の終値より高く始まる)して始まりやすいです。
  • 権利落ち日は、配当分だけ株価が下がるのが基本です(それ以上下がることも、そこまで下がらないこともあります)。ゆえに、直前に配当や株主優待をとろうとして仕込んでも意味がなくなります。そのために株価が上昇する前の段階で仕込んでおく必要があります。ただ、長期的に見ると、そこでガクッと下がった後、徐々に戻ってくることが多いです。ゆえに、配当落ちでガクッと下がって押し目をつけた所で買うベテランの投資家もおられます。
    また、配当落ち分をすぐに埋めてくるような相場となれば、強い相場とみることができます。新年度への期待が働いており、下がった所で買いたい投資家が多いということですので配当分が再投資に回されている可能性が高まります。ただ、日経平均株価が即日で配当落ち分を埋めるような相場はあまりありません。ゆえに、即日で埋めてくれば強い可能性が高いです。
  • 日経平均株価の配当落ち分がどれだけあるかは、「日経平均株価 配当落ち分」などでネットで検索すると出てくると思います。
  • 権利落ち日は、それまで低配当で売られていた好業績銘柄の買戻しが入ってきやすいです。逆に、それまで配当取りで株価が上昇していた銘柄は売られやすくなる傾向があります。
  • 権利落ち日以降やるべきことは、想定為替レートを参考に、4月決算で業績が上振れしそうな銘柄の仕込み。
  • 権利落ち日からは新年度相場入りとなります。

 

 

時期ごとの相場


 

 

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