真のレンジとは
レンジというのは、高値から安値を差し引いて算出されます。ただし、市場の状態を正確に反映するとされる「真のレンジ」という考え方があり、真のレンジは「真の高値」から「真の安値」を差し引いて算出されるものです。
真の高値とは
真の高値とは、その日の高値か前日の終値のどちらか高い方と定義されています。
真の安値とは
真の安値とは、その日の安値か前日の終値のどちらか安い方と定義されています。
真のレンジについて
真のレンジが市場の状態を正確に反映するとされていますが、それは窓(ギャップ)の影響を勘案しているからです。
例えば、昨日と今日の株価で上に窓(ギャップ)が空いたとします。この際の真のレンジとは、真の高値である今日の高値から、真の安値である昨日の終値を差し引いたものとなります。これは昨日と今日の株価の窓(ギャップ)の影響を勘案しているため、市場の状態を正確に反映しているとされています。