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振れ幅が大きい相場の特徴と見方・テクニカル指標の選択(1から学ぶテクニカル指標)

チェックポイント

振れ幅が小さい相場の特徴と見方・テクニカル指標の選択」の次は、「振れ幅が大きい相場の特徴と見方・テクニカル指標の選択」の話です。

価格は波のように上下して動きますが、その振れ幅には大きなものと小さなものがあります。それぞれ意味が異なりますので、ここでは振れ幅が大きい相場の特徴と見方について解説します。以後考えられる2つのパターンについても紹介していますので、しっかりチェックしてください。ごくごく普通の相場の見方を紹介していますので、特に初心者の方はしっかり覚えてください。テクニカル指標は、相場に応じて使い分ける必要がありますし、相場の見方を知っているのと知っていないのとでは、トレードの質が俄然変わってきますので、しっかり押さえておきましょう。

動画で解説ーYouTubeー

[動画で解説] 振れ幅が大きい相場の特徴と見方・テクニカル指標の選択(1から学ぶテクニカル指標)

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価格の動きの特徴

価格(株価など)の動きには、いくつかの特徴があります。
なかでも、価格は上昇している時も下降している時も、ボックス相場(レンジ相場)のように横ばいの時も、波のように上下しながら動くのは大きな特徴です。価格がなぜ波のように上下ジグザグに動くのかの解説は「価格はなぜ波のように上下ジグザグに動く?上値を試す・下値を試す意味」を参照してください。

さて、そういった価格の上下の波は、振れ幅が大きいものと振れ幅が小さいものがあります。それぞれ意味が異なりますので、ここでは「振れ幅が大きい」場合の相場について紹介します。

「振れ幅が大きい」とは、価格が上昇する時も、下降する時も、横ばいの時も、上げ幅&下げ幅がともに大きい場合ということです。

例えば、上昇局面であれば、上値と下値を切り上げて推移しているものの、上値を抜いた後の上げ幅が大きく、その後の下げ幅も大きい場合です。下降局面であればその逆で、下値を割った後の下げ幅が大きく、その後の上げ幅も大きい場合です。横ばい局面であればレンジの幅が大きい場合です。

こういった「振れ幅が大きい」相場は、例えば、上昇局面の場合で考えると基本的には儲けやすいです。値幅が出ますので、安値で仕込んでる投資家は利益を得ており、価格の上下の波の中の上限で利益を確定しなかったとしても、再度、波の下限まで価格が下落したとしても反発が期待できますので、手仕舞いを考える投資家は比較的少なく、また、値幅が出ますので下限まで価格が下落してくれば仕込みたいと思う投資家も出てくるため、値保ちはよくなりやすいです。

振れ幅が大きい相場の見方

振れ幅が大きい相場になった場合、以後考えられるパターンは、大きくは2つに分けれます。

  • 1つめは、振れ幅が大きい相場が長く続くパターンです。
    先述の通り、振れ幅が大きい相場は、投資家は利益を得やすく、注目も集めやすいため、上昇局面であっても下降局面であっても、横ばいであっても、振れ幅が大きい相場は長く続きやすく、同じ流れが続きやすいです。
  • 2つめは、振れ幅が大きい相場にさらに勢いがつくパターンです。
    例えば、振れ幅が大きい上昇局面であれば、振れ幅が大きい上昇から、さらに振れ幅が大きい上昇に移行するパターンです。この場合、投資家の注目を集めやすくなりますが、振れ幅が大きい相場は、それまでに安値で仕込んで含み益を抱えている投資家が多いため、さらに振れ幅が大きい上昇に移行したとしても、利食いが増えやすく、そもそも振れ幅が大きかったので、押し目買いを狙う投資家が多く、振れ幅が大きい上昇から、さらに振れ幅が大きい上昇に移行したとしても、一旦の大きな上昇の振れで終わる可能性が高いです。
    また、例えば、さらに大きい上昇に移行して、それが続いたとしても、多くの投資家が考える上値メドに達した所で、手仕舞いが増えて価格がストンと下がる可能性もあります(振れ幅が大きい下降局面はこれと逆のことが言えます)。

テクニカル指標の選択

振れ幅が大きい上昇・下降の場合、テクニカル指標はオシレーター系指標を使うのがメインになります。というのも、振れ幅が大きい上昇・下降は、押し目買いや戻り売りでしっかり値幅が取れますので、振れ幅を測定しているオシレーター系指標の売買シグナルが有効に働きやすいです。一方で、トレンド系指標は不向きです。振れ幅が大きい上昇・下降は、方向性が緩やかになりやすい面がありますし、トレンド系指標は、ある一定の流れを確認してから売買シグナルを出すので、トレンド転換した場合のシグナルがかなり遅く出てしまいます。そこで大きな損失につながりやすいので、オシレーター系指標を使うのがメインになります。

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