基礎
三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)とは、3つの山と2つの谷で構成されるチャートのパターンのことです。2つ目の山が一番高いのが特徴で、欧米では2つ目(真ん中)の山を頭(ヘッド)、左右の山が肩(ショルダー)に見えるということで三尊天井のことを「ヘッドアンドショルダーズトップ」と呼んでいます。
三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)の特徴
三尊天井は世界的にも有名なチャートパターンの一つで、価格の上昇トレンドが終了し下降トレンドに転換するシグナルとして知られています。三尊天井は高値圏で出現しやすいチャートパターンで、ダブルトップと似た性格のチャートパターンなのですが、ダブルトップよりも信頼性の高い相場転換のシグナルとされています。
三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)の仕掛けのタイミング
一般的な三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)の売りを仕掛けのタイミングは、谷の安値(ネックライン)を価格が下抜けた所です。谷の安値を価格が下抜けたら今後価格は下降トレンド入りする可能性が高まるとされています。言い方を変えれば、谷のネックラインを価格が下抜けるまでは三尊天井が完成した形とは言えず、意味を持つ形とはならない点には注意が必要です。
一方、charTradeでは、三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)は、知られ過ぎているチャートパターンであるため、ネックラインを割れた所を仕掛けるタイミングとしていますが、信頼性は低いと考えています。ゆえに試し売り程度としています。むしろ、三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)がだましとなった場合に仕掛けることを推奨しています。
三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)のだまし
三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)は、最も近くにある山(ショルダー)を価格が超えた時点で「だまし」と判定できます。三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)が否定された形となり、以後トレンドが出やすくなりますので、charTradeでは、その場合に買いを仕掛けるタイミングとしています。
※charTradeは、実際にトレードを仕掛ける場合の条件を設けています。「トレードを仕掛ける際の条件」を参照してください。