基礎
逆三尊(ぎゃくさんぞん)とは、3つの谷と2つの山で構成されるチャートパターンのことです。三尊天井(ヘッドアンドショルダーズトップ)の真逆の形状をしていることから「逆三尊」と呼ばれています。
逆三尊の特徴
逆三尊は価格の下降トレンドが終了し上昇トレンドに転換するシグナルとして知られています。三尊天井と同様、逆三尊も世界的に知られているチャートのパターンですので、信頼性の高いチャートパターンとして有名です。
メド(値幅)
逆三尊でネックラインをブレイクアウトした後、どれだけ価格が進むかのメド(値幅)となるのは、逆三尊の真ん中の深い谷の底から、ネックラインまでの幅の分だけブレイクアウトした地点から価格が進むとされています。そこをブレイクアウト後のメドと捉えるのが一般的です。
メド(値幅)よりトレンドを見る
一方、charTradeでは、メド(値幅)で利益確定ポイントを探るより、逆三尊のネックラインを価格がブレイクアウトした後に、そのトレンドが継続しているかどうかを重視します。これは、メドを決めてしまうと、トレンドが継続の際、また、それがビッグトレンドになった際に、大きくとり逃してしまうためです。トレンドは、ボリンジャーバンド、パラボリック、移動平均線で見る見方を推奨しており、以下のページでその旨を解説していますので、参照してください。
逆三尊のだまし
逆三尊は「だまし」になることもあります。逆三尊のだましについては、姉妹サイト「株式投資大百科」の”逆三尊のだまし”のページか、以下の動画を参照してください。
上記のように、逆三尊のだましのパターンでも、メドとなるのは、逆三尊の真ん中の谷の底からネックラインまでの幅の分、ブレイクアウトした地点(逆三尊の左右の谷)から価格が進むとするのが一般的です(ただし、charTradeでは、この場合もブレイクアウト後のトレンドが継続しているかどうかを重視します)。
動画で解説ーYouTubeー
[動画で解説] 逆三尊のメド(ネックラインをブレイクアウトした後)|charTrade(トレード手法)