基礎
逆三尊（ぎゃくさんぞん）とは、3つの谷と2つの山で構成されるチャートパターンのことです。三尊天井（ヘッドアンドショルダーズトップ）の真逆の形状をしていることから「逆三尊」と呼ばれています。
逆三尊の特徴
逆三尊は価格の下降トレンドが終了し上昇トレンドに転換するシグナルとして知られています。三尊天井と同様、逆三尊も世界的に知られているチャートのパターンですので、信頼性の高いチャートパターンとして有名です。
逆三尊の仕掛けのタイミング
一般的な逆三尊の買いの仕掛けのタイミングは、逆三尊には山が2つありますが、この山の高値を価格（ネックライン）が上抜けた所となります。山の高値を価格が上抜けたら今後価格は上昇トレンド入りする可能性が高まるとされています。言い方を変えれば、山のネックラインを価格が上抜けるまでは逆三尊が完成した形とは言えず、意味を持つ形とはならない点には注意が必要です。
一方、charTradeでは、逆三尊は知られ過ぎているチャートパターンであるため、ネックラインを抜けた所を仕掛けるタイミングとしていますが、信頼性は低いと考えています。ゆえに試し買い程度としています。むしろ、逆三尊がだましとなった場合に仕掛けることを推奨しています。
逆三尊のだまし
逆三尊は、最も近くにある谷を価格が超えた時点で「だまし」と判定できます。逆三尊が否定された形となり、以後トレンドが出やすくなりますので、charTradeでは、その場合に売りを仕掛けるタイミングとしています。
※charTradeは、実際にトレードを仕掛ける場合の条件を設けています。「トレードを仕掛ける際の条件」を参照してください。