押し目買いとは
押し目買い(おしめがい)とは、相場が上昇基調にある際、利食いになどによる売りで一時的に相場が下押した局面を見計らって買うことです。 押し目(おしめ)とは、相場が上昇基調にある際、利食いになどによる売りで一時的に相場が下押した局面のことです。上昇相場の途中の一時的な値下がりのことです。
戻り売りとは
戻り売り(もどりうり)とは、相場が下落基調にある際、下げ過ぎの反動で一時的に相場が上昇することがありますが、その局面を見計らって売ることです。
押し目買い・戻り売りを仕掛けのタイミング
charTradeでは、各チャートパターンやテクニカル指標を使って押し目買いや戻り売りを仕掛けるタイミングを「charTrade(チャートレード)メニュー」で項目別に解説していますが、ここでは基本的な押し目買いや戻り売りを仕掛けるタイミングについて解説します。
下げ止まりで押し目買いを狙う場合、上げ止まりで戻り売りを狙う場合、そのメドを見つける方法は基本的には2つあります。
- 1つ目は過去のチャートを見て、どの位置で下げ止まったか、どの位置で上げ止まったか、相場の「節」見つける方法です。
- 2つ目は、フィボナッチを使って価格の水準から判断する方法です。フィボナッチを使う場合は、フィボナッチ・リトレースメントを使うのが一般的であり、charTradeでも推奨しています。フィボナッチ・リトレースメントの見方と使い方については、「フィボナッチ・リトレースメント(見方と使い方)」を参照してください。
charTradeでは、押し目買い・戻り売りを仕掛けるタイミングとしてMACDを使うことも推奨しています。その解説は「MACDで見る押し目買い・戻り売りの仕掛けのタイミング」を参照してください。
強い上昇の場合は押しが来ず、強い下降の場合は戻りが来ないことが多く、明確な仕掛けのチャンスはありませんが、その場合、例えば強い上昇の場合でその後も強い上昇が続くと判断した場合は、前日の値幅の下限ぐらいで買う、前日の安値近辺、前日の終値近辺で買うなどの戦略があります。強い下降の場合で戻り売りを仕掛ける場合は、その逆の戦略となります。
押し目買い・戻り売りを仕掛ける際の条件
charTradeでは、押し目買い・戻り売りを仕掛ける際に条件を設けています。
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押し目買いや戻り売りを待っていたとして、イベント前に価格が押しのポイントや戻りのポイントに達したとしても押し目買いや戻り売りのポジションを持ってはいけない。charTradeでは、イベント後にどちらかにトレンドが発生すればそのトレンドに乗ることを推奨しています。
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上昇トレンドや下降トレンドが3カ月続いた後に、価格が押しのポイントや戻りのポイントに達しても、反発が弱い場合が多いので、その場合は押し目買いや戻り売りは仕掛けない。例えば、移動平均線をアテにして押し目買いを仕掛けたが、移動平均線を割り、その後に上昇して前の高値を上抜く上昇にならなければ、その後大きく下がるので注意が必要です。戻り売りの場合は、これと逆のことが言えます。
- 押し目買いや戻り売りを待っていたとして、価格が押しのポイントや戻りのポイントに達したとしても、押し目買いであれば短期の移動平均線を陽線で明確に上抜いてくる、戻り売りであれば短期の移動平均線を陰線で明確に下抜いてくるなどしなければ仕掛けない。
例えば、25日線で押したような反発があって、そこで押し目買いを入れたい場合、そこでは仕掛けてはいけません。価格が25日線に達したとしても、まだ短期のトレンドが変わったとは言えないからです。トレンドの転換はパラボリックを見ることが多いですが、パラボリックはだましが多いため、charTradeでは、日足の場合であれば5日線や10日線の短期の移動平均線を陽線で明確に上抜いてきた場合を仕掛けのタイミングとしています。ゆえに、この例の場合であれば、25日線で反発を確認し、5日線や10日線を陽線で明確に上抜いてきた場合を仕掛けのタイミングとしています。
5日線と10日線はどちらを使うかですが、それは相場によります。5日線がよく効いている相場であれば5日線を、10日線がよく効いている相場であれば10日線をアテにした方が勝てる確率が高いと判断します。
※charTradeは、実際にトレードを仕掛ける場合の条件を設けています。「トレードを仕掛ける際の条件」を参照してください。
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charTrade(チャートレード)メニュー |
- charTrade(チャートレード)は、流動性が高い金融商品を投資対象としたトレード手法です。
- 下記「※必ずお読みください」に記載している内容のすべてをご理解・了承いただける方のみ参考にしてください。
- 以下の記事は上から順に読んでいただくとわかりやすいです。
事前準備 編
トレードの前に
仕掛けのタイミング 編
ローソク足
高値・安値
スパイク
だまし
移動平均線
- 価格が移動平均線を割った場合の仕掛けのタイミング
- 価格が移動平均線まで戻ってきた場合の仕掛けのタイミング
- 5日移動平均線を使った仕掛けのタイミング
- 10日移動平均線を使った仕掛けのタイミング
- 中期線・長期線を使った仕掛けのタイミング
- 100日・200日移動平均線を使った仕掛けのタイミング
トレンドライン
- トレンドライン(サポートライン・レジスタンスライン)の詳しい引き方
- トレンドライン(サポートライン・レジスタンスライン)を使った仕掛けのタイミング
- トレンドラインのブレイクアウトの「だまし」を利用した仕掛けのタイミング
フラッグ型
ペナント型
揉み合い相場
対称三角型
ボックス相場(レンジ相場)
ラウンド
ダブルトップ・ダブルボトム
窓(ギャップ)
アイランドリバーサル
三尊天井・逆三尊
Vトップ(V天井)・Vボトム(V底)
カップアンドハンドル
ボリンジャーバンド
ペンタゴンチャート
MACD
- MACDでトレンドを見る方法
- MACDでモメンタムを見る方法
- MACDで見る押し目買い・戻り売りの仕掛けのタイミング
- MACDで見るリバウンドを仕掛けるタイミング
- MACDで見る買増し・買戻しのポイント
押し目買い・戻り売り
保有中 編
保有中
ヘッジ
買増し・売増し 編
損切りポイント 編
相場反転ポイント
ローソク足
高値・安値
スパイク
移動平均線
トレンドライン
フラッグ型
ペナント型
揉み合い相場
対称三角型
ボックス相場(レンジ相場)
ラウンド
ダブルトップ・ダブルボトム
窓(ギャップ)
三尊天井・逆三尊
Vトップ(V天井)・Vボトム(V底)
カップアンドハンドル
ペンタゴンチャート
押し目買い・戻り売り
利益確定ポイント
値幅測定
売買高
- 売買高(出来高)で判断する利益確定ポイント
高値・安値
スパイク
- スパイクで仕掛けた場合の利益確定ポイント
トレンドライン
フラッグ型
ペナント型
窓(ギャップ)
三尊天井・逆三尊
カップアンドハンドル
ボリンジャーバンド
ペンタゴンチャート
MACD
RSI
逆行現象
押し目買い・戻り売り
基礎編(基礎をしっかり押さえておこう)
- 終値はなぜ重要?始値・安値・高値との違いと比較
- アノマリーはテクニカル分析の一つ
- 織り込み済みって何?現在の価格はコンセンサスではない(株・債券・為替などの価格の見方)
- テクニカル分析はなぜ間違う?価格は全てを織り込まない
- 再帰性理論(相互作用性理論・反射理論)とはージョージ・ソロス氏の投資理論ー
- トレンドの分析の仕方とその意味
- トレンドラインの引き方(基礎編)。どのトレンドラインが重要?選択の仕方
- 移動平均線の買いシグナルと売りシグナル
- 200日移動平均線とは(信頼度の高い移動平均線?)
- 価格はなぜ波のように上下ジグザグに動く?上値を試す・下値を試す意味
- なぜジワジワ上がってドスンと下がる?リスク資産の典型的な形
- 相場の特徴ー持ち合い(保ち合い)の期間とそれを崩す期間ー
- 短期トレンドの転換の見分け方・シグナルとだましの見方(テクニカル分析によるトレード手法)
建玉法ーピラミッディングー
- ピラミッディングとはー建玉法(建玉操作)・基本と注意点・ナンピンとの違い)ー
- スケールダウンピラミッディング(垂直型ピラミッディング・漸増型ピラミッディング・半規模積み増し型ピラミッディング)とは
- イコールポジションピラミッディング(同規模積み増し型ピラミッディング)とは
- リフレクティングピラミッディング(反射型ピラミッディング)とは
1から学ぶテクニカル指標
テクニカル指標ってなに?
相場とテクニカル指標
- トレンド系指標が有効な相場とは
- オシレーター系指標が有効な相場とは
- 価格が波のように動く意味
- 振れ幅が小さい相場の特徴と見方・テクニカル指標の選択
- 振れ幅が大きい相場の特徴と見方・テクニカル指標の選択
- なぜジワジワ上がってドスンと下がる?
- 急激に価格が上昇・下落(急騰・急落)した場合どうなる?相場の見方
テクニカル指標の解説
トレンド系指標
- 移動平均線
ゴールデンクロス・デッドクロスーだましと信頼度の高い見方ー
グランビルの法則
移動平均線の向きで見る売買ポイント
価格が移動平均線を上抜いた・下抜いた時の売買ポイントと注意点
ゴールデンクロス前・デッドクロス前の売買ポイントと仕掛けのタイミング - エンベロープ
エンベロープを順張り・逆張りで使う - パラボリック
- 新値足
- カギ足(値幅足)
オシレーター系指標
- モメンタム
- ROC
- DMI(見方と使い方)ーADXとADXRの解説ー
- %Rオシレーター(ウィリアムズ%R)
ガーベージトップ・ガーベージボトムとは - RSI
- RCI
- ストキャスティクス
ファストストキャスティクス・スローストキャスティクスとは
ストキャスティクスの強いシグナル
ストキャスティクスで押し目買い・戻り売りをする方法 - サイコロジカルライン
- ボラティリティを示すテクニカル指標
標準偏差ボラティリティ
ヒストリカルボラティリティ - ダイバージェンスとは
- コンバージェンスとは
トレンド系+オシレーター系
出来高系指標
- 出来高対応チャート
- 出来高移動平均線
- 出来高回転率
- OBV
- ボリュームレシオーーRSIと組み合わせて使うー
- 和光ボリュームレシオ(ワコーボリュームレシオ)
- 逆ウォッチ曲線(逆時計曲線)
- 価格帯別出来高
- MFI
その他
charTradeラジコン
投資に関係ありませんが、遊びでテクニカル分析が凝縮されたラジコン”charTradeラジコン(チャートレードラジコン)”を作ってみました。よかったら見てください。
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