名目金利と実質金利の見方(投資家にとっての魅力について)

 

 

名目金利とは

名目金利(めいもくきんり:nominal interest rate)とは、インフレ率(物価上昇率)を加味していない金利のことです。普段、銀行などで定期預金などの金利が表示されていると思いますが、その金利はすべて名目金利です。名目金利は短期と長期のものがあり、短期のものを「名目短期金利」、長期のものを「名目長期金利」といいます。

 

 

実質金利とは

実質金利(じっしつきんり:real interest rate)とは、名目金利からインフレ率を加味した(差し引いた)金利のことです。インフレとは持続的な物価上昇のことです。

 

実質金利=名目金利ーインフレ率

 

実質金利はインフレ率を加味した金利ですので、名目金利が高いのか低いのかを見る際に使われます。実質金利も短期と長期のものがあり、短期のものを「実質短期金利」、長期のものを「実質長期金利」といいます。

一般的には、景気が拡大すれば金利(実質金利)は上昇し、後退すれば低下します。景気と金利の循環は、タイミングのズレがあったとしても基本的には一致します。

 

 

名目金利と実質金利の見方(投資家にとっての魅力について)

例えば、Aという国とBという国があったとします。

  • Aは、名目金利が7%でインフレ率が5%です。この場合、実質金利は2%となります。
  • Bは、名目金利が5%でインフレ率が2%です。この場合、実質金利は3%となります。

 

もし、為替変動リスクがAもBも同じであるとするならば、理論的に投資家はBに投資した方が魅力的です。これは、Bの方が名目金利が低いですが、実質金利が高いからです。ただし、実質金利のインフレ率は、消費者物価や仕入れ価格などから企業や消費者の将来的なインフレ予想で知ることができ、ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)を利用することが多いですが、実際には観察できない所に問題があり、あくまで「予想」という「仮定」を前提としているため、投資家は、実際には名目金利を基準として投資行動を行いやすい傾向があります。



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