実質短期金利とは・実質長期金利とは(計算方法と期待インフレ率の問題点)

 

 

実質短期金利とは・実質長期金利とは

実質金利は、名目金利からインフレ率を加味した(差し引いた)金利ですので、名目金利が高いのか低いのかを見る際に使われます。実質金利は、短期と長期のものがあり、短期のものを「実質短期金利」、長期のものを「実質長期金利」といいます。

 

 

実質短期金利の計算式

実質短期金利は、名目短期金利から現実に観察されるインフレ率を差し引いて計算されます。

 

実質短期金利=名目短期金利ー現実に観察されるインフレ率

 

 

実質長期金利の計算式

実質長期金利は、名目長期金利から長期の期待インフレ率を差し引いて計算されます。

 

実質長期金利=名目長期金利ー長期の期待インフレ率

 

実質長期金利の場合、問題となるのは、期間が長いため長期の期待インフレ率は現時点で観測される数値と異なってくる点です。期待インフレ率は「予想インフレ率」とも呼ばれますが、実質長期金利、すなわち長期の実質金利はインフレ率の「予想」が問題となってきます。期待インフレ率は、消費者物価や仕入れ価格などから企業や消費者の将来的なインフレ予想で知ることができ、ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)を利用することが多いですが、実際には観察できない所に問題があると言えます。

長期の期待インフレ率は、経済の需給ギャップによって決定されます。需給ギャップは「GDPギャップ」とも呼ばれますが、人が買いたいと思うモノ・サービスの総量である需要と、労働力や生産設備などの供給の差のことです。これは潜在的なインフレ圧力と同じであると捉えられています。

需給ギャップが大きいということは、供給が多いということなのでインフレ圧力が低いことを示し、期待インフレ率は低下します。需給ギャップが小さいということは需要が多いということなのでインフレ圧力が高く、期待インフレ率は上昇します。



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