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フランス大統領選ールペン氏の特徴と公約している主な政策

2017年2月、フランス大統領選の世論調査では、有力候補とされていたフィヨン元首相のスキャンダル等もあり、極右政党、国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首が支持率を伸ばしています。ルペン氏とは?公約している政策とは?同氏が公約している主な政策を記しておきます。ご参考までに。

マリーヌ・ルペン氏とは?

人物

  • 極右政党 国民戦線(FN)の党首。
    国民戦線(FN)とは、マリーヌ・ルペン氏の父が1972年に創設した政党。反EU、反移民を掲げる。
    国民戦線(FN)は、移民や難民に「テロリストが紛れている」とみており、テロと移民・難民対策を関連づけている。また、「移民が給与を押し下げている」「EUが難民問題で失敗した」と対外的には強硬な姿勢を取る一方、国内向けには中小企業減税や所得減税と支持を集めやすい政策が並ぶ。党の運営資金はロシアの金融機関からまかなわれており、ロシアと関係が深い。
    国民戦線(FN)の支持層は、男性・若者・低学歴・ブルーカラーが多い傾向。
  • トランプ氏の当選を歓迎。
  • 妊娠中絶や同性愛を容認。
  • 近年、反イスラーム主義的姿勢に傾斜。
  • 死刑制度復活、イスラム原理主義に対抗する強固な法的措置導入を求めている。
  • 二重国籍廃止を主張。

公約

  • 大統領に当選すれば、ユーロ圏から離脱し、EU離脱を問う国民投票を実施すると明らかにしている。(ユーロ圏から離脱すればフランス国債はデフォルトになることが懸念されている)
    →マクロン氏との討論会で、ユーロ圏離脱撤回発言。自国通貨復活させるが、大企業は引き続きユーロを使う、と発言。
  • 自国の利益を最優先に据える立場を鮮明にしている。
  • 欧州域内の移動の自由を保障するシェンゲン協定を離脱する。
  • 治安維持対策を重視。国境警備強化へ。移民を抑制する。
    フランスに流入する移民の数を大きく減らし、国内の不法移民を国外に送還する。
  • 仏国籍の取得厳格化。
  • 定年年齢引き下げ。
  • 公務員数増へ。
  • 130万ユーロ超の資産にかける富裕税は維持する。
  • 電気・ガス代を5%下げる。
  • ルペン氏の公約の特徴は、フランスの親EU路線を大きく転換する内容であること。
  • 対ロ関係の改善。
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