物価と金利(金利を動かす要因②)

 

 

金利とは

金利(きんり)とは、預金や資金に対する利子や利息の割合のことです。言い方を変えれば「お金の貸借料(使用料)」で、言わば「お金のレンタル料」です。

金利は、お金のレンタル料ですので、お金に対する需要供給によってその水準は上下に動きます。お金に対する需要と供給に影響を与える要因は様々ありますが、大きな要因としては、

  • 景気
  • 物価
  • 為替相場
  • 株価

がありますが、ここでは「物価と金利」の関係について見ていきます。

 

 

物価とは

物価(ぶっか)とは、物の価格のことです。経済において「物価」という場合は、個々の財の価格ではなく、経済全体の物価水準のことを指すのが一般的です。

 

 

物価と金利

金利を動かす要因として、物価の動向は非常に重要ですが、物価の動向は景気に左右されますので、景気も見ておく必要があります。景気に関しては「景気と金利(金利を動かす要因①)」を参照してください。

景気がよくなれば、消費が活発になり物を買う人が増えるようになります。すなわち、物に対して供給より需要が増える状態になるため、物価は上昇しやすくなります。逆に景気が悪くなれば、消費が鈍化して物を買う人が減るようになりますので、供給より需要が減る状態になるため、物価は下落しやすくなります。

これを踏まえて物価と金利の関係ですが、物価の上昇率が高くなれば、消費活動が前倒しになります。というのも、物の価格がこれからどんどん上がっていくとみんなが思えば、早めに物を買っておいた方がいいと思うようになり、この結果、資金需要が前倒しになります。銀行からの借り入れが増えて金利が上昇します。

また、早めに物を買っておいた方がいいとなれば、物以外へのお金の流れが細りやすくなります。貯蓄するより消費する流れになるため、金融資産の価値が下落します。預金が細るため、銀行は預金金利を引上げて預金者を増やそうとします。また、保有している金融商品を売る動きも活発になるため、債券の売り圧力が強まり、債券の利回りが上昇する流れが強まります。

ゆえに、物価の上昇は金利の上昇を招くというのが一般的な見方です。逆の場合も然りで、物価の下落は金利の低下を招くというのが一般的な見方です。

ただし、これらは理論上の話です。金利はこの他にも様々な影響を受けるため、あくまで判断の一基準として捉えておく必要があります。

 

 

金利の指標

現在、金利が上昇傾向にあるのか下落傾向にあるのかを見るには、既発債(すでに発行されている債券) の金利動向や、銀行の貸出金利(企業向け)の動向を見るのが一般的です。先行きの金利動向を見る場合は、その国の新発10年国債利回りの動向を見るのが一般的です。



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