FXの時間別の相場の特徴(外国為替市場の一日を表で解説)

 

外国為替市場の一日

外国為替市場は24時間取引です。外国為替市場は、「市場」という名前がついていますが、株式市場と違って証券取引所のような市場を運営する機関はありません。為替でいう「市場」とは、その市場の参加者全体のことをいいます。外国為替市場は24時間取引ですが、ほとんどの国ではその国の昼に仕事を行っており、昼の時間帯が地球の自転とともに移っていきます。

外国為替市場の一日は、ウエリントン(ニュージーランド)、シドニー(オーストラリア)の順に始まり、次いで日本、中東、欧州を経て最終的にNY(アメリカ)で終わります。それぞれの時間帯によって特徴があり、また、日本(東京)以外は、夏時間と冬時間があり、北半球が冬の時は南半球が夏、といった具合に注意点もありますが、日本が冬の場合の時間帯別の特徴を順を追って紹介します

 

と、その前に、夏時間と冬時間について解説を入れておきます(夏時間は冬時間を1時間前倒しになると考えてください。取引や経済指標の発表も1時間前倒しになります)。

 

 

夏時間(サマータイム)・冬時間とは

夏時間とは、夏の期間中、標準の時間を1時間進める制度のことです。冬時間より1時間早く取引や経済指標の発表が行われます。冬時間とは、夏時間以外の標準時間の期間のことです。

米国の夏時間・・・3月第2日曜日午前2時から11月第1日曜日午前2時まで(米国時間)

米国の冬時間・・・11月第1日曜日午前2時から3月第2日曜日午前2時まで(米国時間)

 

 

時間別の相場の特徴

※解説が必要な用語には、姉妹サイト等の解説記事のリンクを貼ってますので、わからない用語があれば参照してください(時間別にわかりやすくするため、同じ用語には同じ解説記事のリンクを貼っています)。

 

3:00(日本時間:3時)

日本(東京)の午前3時から、ウエリントン(ニュージーランド)やシドニー(オーストラリア)では公式な取引が始まります。ウエリントンやシドニーは南半球ですので、日本が冬の場合は夏となります。

 

7:00(日本時間:7時)

日本時間7時、日本ではFXの取引の多くが始まります。

 

8:00(日本時間:8時)

日本時間8時、日本ではじわじわ市場参加者が増えてきます。株価指数先物取引が午前8時45分から開始されるため、為替は株価動向をにらむ展開となりやすいです。また、日本の重要な経済指標が午前8時50分に発表されることが多いため、経済指標を受けた相場展開ともなりやすいです。

 

9:00(日本時間:9時)

日本時間9時、日本では株式商品の市場で売買が開始されます。機関投資家や法人、個人が売買に参加し、流動性が高まります。この時間からを「東京時間」(9:00-15:00)と言いますが、東京時間は、欧州や米国では現地時間で夜間となるため、為替は主に実需(実際の需要)の取引が活発となる時間帯です。ヘッジファンドによる投機的な動きも出やすいですが、日本の実需の売買が活性化されて取引量も多いため、基本的には実需で動く時間と捉えられます。

 

9:55(日本時間:9時55分)

日本時間9時55分、この時間は仲値が決まる時間です。東京時間では最も注目が集まる時間とも言えます。金融機関や個人などの思惑的な売買が活性化し、価格が大きく動きやすい傾向があります。思惑からこの仲値の時間に向けて、午前7時や9時あたりから分足時間足など短い期間のチャートではトレンドが出ることもありますし、仲値を挟んで相場つきがガラッと変わることもあります。また、仲値の時間近辺は、価格が大きく動いて値が飛びやすいこともあるので注意が必要です。

 

10:00-11:30(日本時間:10時から11時30分)

日本時間10時から11時30分、昼にかけては材料がなければ基本的に閑散となりやすい傾向があります。

 

12:00前後(日本時間:12時前後)

日本時間12時前後、日本では昼食タイムです。ただ、他の国では大口の取引が出てくることがありますし、報道も多く出てくるため、大きな動きが出てこないかは注意しておく必要があります。

 

12:00-15:00(日本時間:12時から15時)

日本時間12時から15時、基本的にはトレンドは出にくいです。東京時間は、仲値近辺以外の時間帯は比較的揉み合い相場になることが多く、材料がなければトレンドは出にくい傾向があります。

 

15:00(日本時間:15時)

日本時間15時、日本では各取引所がクローズします。オプションの執行を睨んだ相場展開となりやすく、また、この時間から中東やロシアの市場参加者が参加しやすい時間です。ただ、基本的には欧州時間を待ちやすい傾向があります。または、欧州時間に欧州勢が参加してくるのを待つか、欧州勢の動きをにらんだ思惑的な売買も出ることがあります。

 

16:00(日本時間:16時)

日本時間16時、欧州では朝8時、欧州の市場参加者が徐々に入ってきます。このあたりから、基本的には取引は欧州勢が中心になります。ゆえに、ドルよりユーロが中心の相場となりやすく、対ドルより対ユーロの相場に注目が集まりやすいです。

 

17:00(日本時間:17時)

日本時間17時、この時間前後から為替は大きく動きやすいです。この時間、ロンドンでは朝8時です。ロンドン市場は世界の取引高の40%前後を占めるとされているため、この時間から値動きが激しくなりやすいです。投機的な動きを中心に売買が活発となって流動性が高くなりやすく、短期的なトレンドが出やすい時間帯となるため、FXのトレーダーはこの時間帯から参入することが多い傾向があります。加えて、欧州では経済指標が出てきますので、対ユーロ相場に注目が集まり、NY時間近辺まではその傾向が強くなりやすいです。

 

22:00(日本時間:22時)

日本時間22時、この時間前後から為替の売買は最も活発になりやすいです。この時間、NYでは朝8時です。米国の市場参加者が参加し始め、流動性が高まります。22時30分に米国の経済指標が発表され、経済指標発表前に思惑による動きが出たり(概ね30分前ぐらいから出やすいです)、ポジション調整の動きが出たりしますし、経済指標発表後は、それを内容を受けた相場展開になりやすいです。米国では実需の動きも多くでますが、基本的にはヘッジファンド投機的な動きが中心となりやすいです。

 

24:00(日本時間:24時(0時))

日本時間24時、というより、24時前から大きな動きが出やすいです。米国ではこの時間も重要な経済指標が出てくる時間でもありますし、通貨オプションの取引が活性化するため、時にかなり大きな動きになることから注意が必要です。

 

1:00(日本時間:1時)

日本時間1時、大きい取引が出やすい時間です。この時間、ロンドンでは14時で仲値の時間であるため、大口の取引が出てきます。

 

2:00(日本時間:2時)

日本時間2時、米国では昼食タイムで、ロンドンは17時ですので、参加者が減ります。流動性が低下し閑散となりやすいですが、それを狙ったまとまった取引が出ることもあるので注意が必要です。

 

5:00-6:00(日本時間:5時から6時)

日本時間5時、NYが金曜日の場合(日本の日付でいうと土曜日の早朝5時になります)、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の国際通貨市場「IMM(International Monetary Market)」で取引されている通貨先物取引投機筋の買建て建玉売建ての建玉の枚数が公表されます(実需筋のポジションも公表されます)。これを「IMM投機筋ポジション」といいますが、この動向は注目されます。

※IMM投機筋ポジションは、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で、その推移を確認することができます。

 

また、この時間はシカゴ通貨先物取引が終了する時間です。大引け間際に売買が膨らむこともありますので注意が必要です。そして、ここから売買は閑散となりやすく、スプレッド(通貨を売る時の値段(BID)と通貨を買う時の値段(ASK)の差)が開きやすくなります。

 

7:00(日本時間:7時)

日本時間7時、外国為替市場の一日の最終のNYの取引が終了する時間です(NY時間17時)、この時間に為替の日付が変わります。

 

 



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