PR

短期トレンドの転換の見分け方・シグナルとだましの見方(テクニカル分析によるトレード手法)|charTrade(基礎編)

スポンサーリンク

chartradeの画像

スポンサーリンク

基礎

charTrade(チャートレード)では、短期トレンドの転換を見分けるために、主に移動平均線とボリンジャーバンドを用います。移動平均線とボリンジャーバンドの解説は以下のリンク先を参照してください。

短期トレンドの転換の見分け方

charTradeでは、日足チャートで短期トレンドの転換を見る際、以下のテクニカル指標を用います。

  • 5日移動平均線
  • 10日移動平均線
  • ボリンジャーバンド±1σ

この3つの指標の中から、過去のチャートを見てサポートとしてよく効いているものを一番トレンドを示している信頼度の高い指標と捉えます。あるいは、上記3つの指標でなくても、個別銘柄ごとによく効いている短期の移動平均線を選択してもかまいませんし、視点を変えて、上記3つの指標がよく効いている銘柄を探すのも良いです。

短期トレンドの転換は、これらの3つのテクニカル指標をローソク足「明確に」抜いた場合を短期のトレンド転換と見ます。また、これらのテクニカル指標を窓(ギャップ)で抜いた場合も可で、むしろ窓(ギャップ)で抜いた場合の方が短期トレンドの転換の信頼度は上がります。

「明確に抜ける」とは

短期トレンドの転換は、5日移動平均線・10日移動平均線・ボリンジャーバンド±1σをローソク足が「明確に」抜いた場合ですが、「明確に」というのは基準がありますので、以下に列挙します。

  • ローソク足の実体の半分以上で抜いた場合
  • 値幅を伴って抜いた場合
  • モメンタムを伴って抜いた場合
  • 5日移動平均線が急角度で10日移動平均線を抜いた場合(緩やかに抜いた場合は信頼度が下がります)
  • 5日移動平均線・10日移動平均線の向きが変わった場合

注意点

これらは、あくまで短期トレンドの転換の判断である点は理解しておく必要があります。テクニカル分析は長期ほど信頼度が高く、短期ほど信頼度が低くなりますので、短期トレンドの転換のシグナルは、総じて信頼度が低いというのは前提として捉えておく必要があります。

短期トレンドの転換の前兆

短期トレンドの転換は前兆なく訪れることも多いですが、前兆が出ている場合もあります。前兆が出ている場合というのは、

例えば、それまで上昇トレンドが続いていて移動平均線が上向きで移動平均線の上で価格が推移していたのに、上昇の力が弱まって移動平均線が横ばいになり、陰線が多くなってきた場合がそれにあたります。これは短期トレンドの転換が近いシグナルと見るのが一般的です。

また、例えば上昇トレンドの場合であれば、高値が切り上がらなくなってきた場合も前兆のシグナルになりやすいですし、下降トレンドの場合であれば、安値が切り下がらなくなってきた場合も前兆のシグナルになりやすいです。

短期トレンドの転換の例

ここでは、Aという銘柄の日足チャートで上昇トレンドが続いている場合を例にして、短期トレンドの転換の見分け方を紹介します。

例えば、価格の上昇が続いていて、5日移動平均線・10日移動平均線が上向きで、価格も5日移動平均線・10日移動平均線の上で推移していたとします。ボリンジャーバンドを見ても、ボリンジャーバンド+1σの上で価格が推移していたとします。

ここで、そのAという銘柄の日足チャートの過去の推移を見てみます。上昇トレンドが続いているといっても、上昇トレンドの中でも価格が下がる局面がありますので、その局面で上記3つの指標のどれがサポート(支え)としてよく効いているかを見ます。

ここでは、過去の推移を見て「10日移動平均線がサポートとしてよく効いているな」と判断したと仮定して話を進めますが、まず「短期トレンドの転換前兆」が出ているかを見ます。上昇の力が弱まって移動平均線が横ばいになり、陰線が多くなっている前兆が出ていれば、その後にローソク足が陰線で明確に10日移動平均線を割ってきた所が短期トレンドの転換のシグナルとなりますので、その時点で売り仕掛ければ、短期トレンドの転換の初動を捉えることができます。

短期トレンドの転換の否定とだまし

一方、短期トレンドの転換は、あくまで短期の指標を基に判断するため、その分だけ信頼度が低いのが前提です。ゆえに、だましも多いです。その際は、「短期トレンドの転換の否定」が出た時点ですぐに損切りすべきというのがcharTradeの考え方です。「短期トレンドの転換の否定」が出た時点で仕掛けた理由が崩れますので、その際は潔くすぐ損切りして損失を最小限に抑えるべきです。

「短期トレンドの転換の否定」とは、例えば上記の「短期トレンドの転換の例」の場合であれば、10日移動平均線をローソク足が陰線で割った時点で売りを仕掛けたものの、いってこいになって、ローソク足が陽線で10日移動平均線を抜いて回復してきた場合などがそれにあたります。

短期トレンドの転換後の危ういシグナル(だましの前兆)

例えば、上記の「短期トレンドの転換の例」の場合、10日移動平均線をローソク足が割った時点で売りを仕掛けますが、その後に「短期トレンドの転換の否定」になるかもしれない・・・という、だましの前兆がチャート上に出る場合があります。

「10日移動平均線をローソク足が陰線で割った」場合というのは、「明確な陰線での割れ」ですので、ローソク足の実体の半分以上で割るなど、しっかりした陰線での割れがシグナルになりますが、その陰線の後、すぐに陽線が出る場合があります。すぐに陽線が出る場合というのは、「短期トレンドの転換の否定」になる可能性が比較的高いです。つまり、だましになる前兆のシグナルになる可能性が高いので、早めの手仕舞いが妥当になる場合が多いです。

タイトルとURLをコピーしました