短期金利が長期金利より高くなるのは不思議でない

 

 

金利とは

金利(きんり)とは、預金や資金に対する利子や利息の割合のことです。言い方を変えれば「お金の貸借料(使用料)」で、言わば「お金のレンタル料」です。

金利はお金のレンタル料ですので、お金を借りる期間が長くなれば長くなるほど金利は高くなり、短ければ短いほど金利は低くなると考えるのが一般的です。1年以上のお金を貸し借りする際に適用される金利を「長期金利」といい、1年未満のお金を貸し借りする際に適用される金利を「短期金利」といいますが、これらの理由から、通常は長期金利の方が短期金利より高いと考えることが多いです。

ただし、これが常に正しいとは限りません。

 

 

短期金利が長期金利より高くなる

短期金利が長期金利より高くなる場合というのは、経済の転換点で金融当局が政策金利を大きく動かした時に生じやすし傾向がありますが、例えば景気がいい時は、民間企業の経済活動が活発になり、活発な生産や販売活動をするために、資金への需要が高まりやすくなり、インフレ懸念も高まりやすくなります。

この場合、自由金利(市場の需要と供給のバランスによって自由に決まる金利)は、大きく上昇しやすくなります。というのも、企業は活発な生産や販売活動をするために、早く資金が欲しい、長期の金利より短期の金利の方が高くてもいいから資金が欲しい、という状態になりやすいからです。

こういった状況の時は、「長期金利の方が短期金利より高い」という一般的な考え方とは異なり、短期金利の方が高くてもこれは一時的な負担だと考えやすくなりますし、高い金利が適用されるのは短期間だけ、という考えにもなりやすくなります。こういった考え方も見方によっては一般的と言えるため、短期金利が長期金利より高くなるのは不思議なことではないと言えます。



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