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トレンドの分析の仕方とその意味|charTrade(基礎編)

トレンドとは

トレンド(trend)とは、潮流や流行を意味する言葉ですが、経済や金融市場、相場においては傾向変動のことを指します。経済や金融市場、相場を長期的な時系列データで調査・分析し、連続的で一様な傾向変動のことをいいます。

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トレンドの分析

トレンドの分析には時系列データをグラフ化した「チャート分析」や、移動平均線による分析、トレンドライン分析、P&F(ポイント・アンド・フィギュア)分析等、多くの分析方法があります。

ランダムウォーク仮説とは

ランダムウォーク仮説とは、金融商品の値動きは規則性が無く、過去の変動とは一切関係なく、予測不可能であるとする説のことです。すなわち、値動きはランダムだとする説です。テクニカル分析は、過去の価格の値動きを分析して、これからの価格の値動きを予測する分析方法ですが、ランダムウォーク仮説は、これからの価格の値動きを予測するのに、過去の価格の値動きを分析しても参考にはならないとして、テクニカル分析を否定しています。

テクニカル分析による予測はほとんど科学的根拠はなく、テクニカル分析でいう「トレンド」は、「結果論」であり、将来予測においてトレンドラインなどを設定して判断しない立場をとる説です。実際の相場において、トレンドの存在を重視している投資家は多く、その存在を否定する人は少ないと言えるかもしれませんが、実際にトレンドの存在を証明することは困難とされており、ランダムウォーク仮説はその必然性を認めていません。

ランダムウォーク仮説は、「効率的市場仮説」に関連する説で、効率的市場仮説とは、利用可能なすべての新たな情報はすぐに価格に反映され(織り込まれる)、その情報を使ってトレードをしても、市場平均よりも高い利益をあげる事は不可能だとする説です。ランダムウォーク仮説はこれを前提としており、新しい情報はすぐに価格に織り込まれるので、過去の値動き(トレンド)は未来の値動きの予測をするのに無関係としています。

トレンドを分析する意味

前述のように、トレンドの存在を証明することは困難で、ランダムウォーク仮説のように、未来の値動きの予測をするのに無関係と言えますし、トレンドの認識はある意味、主観的と言えます。
ただ、トレンドとは「傾向変動」です。例えば、毎月株価が10円ずつ上がっていたとしたら、多くの場合、来月も10円上がる可能性が高いと考えると思います。5円ずつ下がっていたら、来月も5円下がると考えると思います。需給やファンダメンタルズ、そして投資家の心理も、ある一定の期間においてはトレンドが出やすいと推察できます。ゆえに、トレードにおいては、トレンドの把握が最も重要であると言えると思います。逆に言えば、ランダムウォーク仮説を前提とすると、トレードをする理由が見当たらないと言えると思います。また、ジョージ・ソロス氏の投資理論である「再帰性理論」のように、再帰性が作用したトレンドは簡単には修正されず、増幅作用もあることから、charTradeでは、トレンドの分析やトレンドに乗るトレンドフォロー型のトレードを多く掲載し、価格の修正が起こることを前提としながらもトレンドでとるトレードを推奨しています。

動画で解説ーYouTubeー

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