米国の経済指標は何を見ればいい?

2016年8月13日

米国の経済指標を見る場合、より注目されるのは「雇用」「消費」「住宅」に関する経済指標です。市場参加者は、この3つに関する経済指標を見て米国の経済や景気、今後の米 国の金融政策について予測し、それに伴って相場が動きます。米国は基軸通貨を持つ経済大国ですので、米国の経済動向は世界の金融市場に影響を及ぼします。 日本の金融市場にも大きな影響を及ぼすため、投資をする際は、米国の経済指標、特に「雇用」「消費」「住宅」に関する経済指標は特に注意して見ておく必要 があります。

雇用系の経済指標

米国の雇用系の経済指標は、

が、特に重要視されやすく、昨今注目度が上がっているのは、

があります。この中で特に注目しておかなくてはならないのは「米雇用統計」と「失業率」です。毎月発表される経済指標ですが、この動向によって1カ月の相場が決まると言っても過言ではない経済指標ですので、上記の各リンク先の解説を読んでチェックしてください。

消費系の経済指標

米国の消費系の経済指標は、

が、その代表格となります。米国のGDPの 7割は個人消費で占められていますので、小売売上高の動向は米国の経済動向を示すとともに、米国の金融政策に大きな影響を与えますので、投資をする際は必 ず見ておく必要がある経済指標です。本指標は、調査した該当月から2週間程度で発表される指標ということもあって、速報性もあるのが特徴です。

その他の消費系の経済指標としては、

も注目されますし、消費は個人の所得が影響してきますので、

の動向も見ておく必要があります。

住宅系の経済指標

米国の住宅系の経済指標は、

などがあります。

米国のGDPの 7割は個人消費ですが、その個人消費の中で大きな割合を占めるのが住宅です。住宅市況が良ければ景気は持続的に改善するとの見方が強いことから、米国の住 宅系の経済指標は注目されています。この中で、特に注目しておきたいのは、中古住宅系の経済指標です。というのも、米国の住宅販売は90%以上が中古住宅 となっており、その規模は非常に大きく、新築住宅と中古住宅の規模は10倍程度違います。中古住宅の販売件数の伸びが米国の住宅の行方を左右しやすい面が ありますので、中古住宅販売件数の動向はより注目しておく必要があります。

「雇用」「消費」「住宅」、この 3つに関する経済指標を見るのが、米国の米国の経済や景気、今後の米国の金融政策を予測する上で重要ですが、加えて、米国の将来を予見する上で見ておきた いのは、「景況感」に関する指標です。企業や消費者の景況感は今後の景気の動向を計る重要な経済指標ですので、株式や為替市場では材料視されやすいです。

景況感の経済指標

米国の景況感の経済指標は、

が代表格です。ISMの景況感指数は、米国の景気動向に先行する景況感として判断されます。米国株との連動性も非常に高い指標として認識されていますので、より注目して見ておく必要があります。

経済指標の見方

経済指標は、市場予想と 見比べることが重要です。市場予想とは、先に(これから)発表される経済指標や企業業績の結果を金融機関などの専門家が事前に予想したものです。マーケッ トは、市場予想の値(予想中央値)を重要視します。市場予想と実際の結果にどれだけ差があるのかを注目しています。市場予想の値は、1カ月前や3 カ月前のデータと比べるのではなく、これから起こる諸々の材料を反映して出されるものですので、市場参加者は、これをリアルタイムに近い予想値として意識 しており、市場予想をベースにマーケットは形成されています。ゆえに、市場予想と実際に出た結果の数値を見比べて、市場予想より実際の結果が上なのか下な のかを見るのがポイントです。市場予想より実際の結果が上であれば市場参加者は好感する、下であれば失望する、と見るのが一般的な見方です。



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