純粋期待仮説とは(流動性プレミアム仮説との違い)

 

 

純粋期待仮説とは

純粋期待仮説(じゅんすいきたいかせつ)とは、現在の短期金利の水準と、将来の短期金利の予想値によって長期金利が決まるという考え方のことです。つまり、「長期金利は将来の短期金利を予測したもの」という考え方で、短期金利で運用しても長期金利で運用しても結果的に同じになるように長期金利が決められる、というものです。

短期金利と長期金利は、経済状況によって変動の仕方は様々ですが、互いに影響しあいながら変動します。短期金利と長期金利の関係についての考え方は様々ありますが、その代表的な考え方が「純粋期待仮説」です。

 

 

例えば、1年物の短期金利商品と2年物の長期金利商品があったとします。
1年物の短期金利商品の金利が現在1%で、1年先には2%になると予想されているとします。この金融商品を2年運用すれば、年率1.5%となります。
一方、2年物の長期金利商品が1%だったとします。この場合、2年間の利回りは年率1%なので、2年物を運用しても損だ、となり、2年物は売られやすくなると考えられます。その場合、2年物の金利が上がり、1.5%になるであろうというのが「純粋期待仮説」の考え方です。

 

 

流動性プレミアム仮説との違い

一方、短期に比べて長期で運用した場合、長期であればあるほど、流動性が低く、価格の下落と金利上昇のリスクが大きくなります。長期金利は価格変動リスクが高いので、単純な短期金利の予想値で計算するのではなく、その分プレミアムがつくのが当然である、という考え方があります。これを「流動性プレミアム仮説」といいます。

実際の短期金利と長期金利の差は、この流動性プレミアム仮説と純粋期待仮説の考え方が混在して生じているというのが一般的です。



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