ブログは概ねブログ更新日時の早朝5時時点における相場を見て書き、早朝7時ごろ投稿してます(適宜更新する場合もあります)。
今日はシリアや日米首脳会談のことがよく出てきそうですが、もう結構擦られてると思いますので、筆者はちょっと違う話を。
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概況
先週末のシリアへの攻撃からの展開ですが、為替は戻してきてますね。
さて、違う話って言うのはイールドカーブのことです。先週、米国の2年債と10年債の利回り差が0.5%を割る展開が続いてますし、筆者はこのブログで0.5%あたりから株価の上値が重たくなる傾向があるので、早計ですが、そこからは上がった所では買わないようにするってことは昨年からだったかな?ずーっとあほの一つ覚えで言ってる感じです。
一般的に、イールドカーブはフラット化すれば、将来的な景気後退を示し、逆イールドになれば景気後退を予兆するって言われています。筆者はこの一般的なやつをまずは土台にしてる感じです。加えて、米国株は上昇が9年続いてますし、上昇の翌年は普通下がるので、それらもプラスアルファで気にしてる感じです。
ただですね、イールドカーブのフラット化はいいんですけど、逆イールドになれば景気後退して株価が下がるんだぜ!って一点張りのことではないです。逆イールドの場合のパターン的には2つあって、その通り景気後退するパターンと、逆に景気が加速するパターンがあります。
前者は株価が下がりやすく、後者は株価が上がりやすいです。逆イールドは意外と後者の方が多かったりします。経済が強く、FRBの利上げが長期化して短期金利が長期金利を抜く感じですが、この場合は株価上がりやすい傾向があります(指数では)。まぁでもこれまで逆イールドが発生した時っていうのは、回数あまりないのでどうだろうねってのはありますし、、米国は景気いいのにさらにイケドンな政策してきてますから、あくまで参考程度ですが。
一応、米国の2年債と10年債の利回り差が0.5%を割ってきて、逆イールドの話も入れておいた方がいいかなと思って書いてみました。筆者も、これまでちょっと自分の考え言い過ぎたかなぁ、とも思ったりしまして。笑
まぁでも気持ちはわかってくれるでしょ?米国は9年の上昇が続いてて、サイクル的に終わりらへんで見てた方がよくて、上昇の翌年は普通下がる、そして、イールドカーブがフラット化してる、って考えると、筆者と同じように考えてる方が多いんじゃないと思ってます。一応、今の所は大局ではそれを警戒してたから、今年NYが軽く崩れた局面で、ジャストのタイミングでヘッジかけれたのはブログの通りで、その時から今年の高値を抜かない間に大きく戻った所は戻り売りで考えてて、それで逆つかれる展開になっても損切りラインは高値と明確なので、リスクは低めでトレードとしても簡単かなぁと思ってるんですけどどうですかね。
この逆イールドの話は、別にまた記事にしておきます。あとで逆イールドってどんなパターンあったっけ?って探す時にブログだとどこいったかわからなくなりますしね。
ってな感じで、その話はこの辺にして、月曜恒例の「株初心者のための株式投資と相場分析方法」のテクニカル分析のコピペを入れておきます。
[これまでの展開]
日経平均は、2017年9月からの上昇トレンド後に形成した2017年11月から12月末までの揉み合いの三角型のレジスタンスライン(上側の緑線)を、通常のテクニカル分析通り、大発会に上へブレイクアウト。その後、2018年1月9日から揉み合いの形を作りましたが、その揉み合いを下にブレイクアウトし、2月初旬に米国株式市場が大幅下落したことから、2017年11月から12月末の三角型のサポートライン(下側の緑線)を下へブレイクアウト。
下へのブレイクアウトは、これまでの上昇トレンドの否定の形。下降する可能性が高い形です。価格が三角型にしっかり戻せない場合は、下降の力が強いことを示します。
2018年2月初旬に200日線(オレンジ線)まで下落し、その後、200日線をサポートとしつつ、割る局面もありましたが、200日線近辺というのは相場がもたつきやすく、また、一旦割っても、再度一旦戻しやすい傾向があることから傾向通り反発の展開。
そして、4月5日に1月・2月・3月の高値を結んだレジスタンスラインを上にブレイクアウト。
[先週の展開]
1月・2月・3月の高値を結んだレジスタンスラインを上にブレイクアウトした後、5日線の上で推移しながらの展開。ブレイクアウトを否定する形は出ていませんが、ボリンジャーバンド+1σ近辺での推移であり、ボリンジャーバンドのバンドは横ばいで揉み合い示唆の形。
[今後の展開予想と戦略]
さて、1月・2月・3月の高値を結んだレジスタンスラインの上へのブレイクアウトですが、レジスタンスラインなどトレンドラインというのは、引き直しが当たり前ようにあるもので、一旦上抜いたと言っても安心できるものではありません。上抜けがいってこいの展開となれば、トレンドラインの引き直しをする必要があります。
一方、その形が出ずに、レジスタンスラインの上で推移している間、また、5日線や10日線の上で価格が推移している間は、下降しにくいかと思います。ただ、ボリンジャーバンドは揉み合いを示唆していますので、ボリンジャーバンドがエクスパンションしない間は、トレンド発生は見にくいかなと思います。ボリンジャーバンド±1σ、または±2σの間での推移になりやすいと見れます。
他方、日足で大きくチャートを見るなら、昨年の上昇トレンドが否定された形は継続しており、2017年9月からの上昇トレンド後に形成した2017年11月から12月末までの揉み合いの三角型を回復しない限り、また、今年1月高値を抜いてこない限りは、大きく上昇した所では戻り売りが基本戦略になると思います。
MACDを見ると、MACDの「MACD」がゼロライン近辺です。ゼロラインをモメンタムを伴って上抜けると一段の上昇がしやすいですし、ゼロラインを上抜けれずMACDが下向きになれば、下降しやすい形になります。
先週末、米英仏がシリア攻撃。中東情勢に警戒が高まっています。原油高とリスクオフの円買いに注目が集まりそうですが、このシリア攻撃が一時的であれば影響は限定的、長期化すれば原油高と円高は警戒しておいた方がよさそうです。
今後、ドル円が108円を明確に上抜いてくる展開となれば株価にとってはプラス要因。105-108円のレンジなら揉み合い、105円割れなら株価にとってはマイナス要因となると思います。
加えて、原油動向も見ておきたい所で、原油高はドル安要因です。シリア情勢を受けて原油が上昇基調ですので、今週の動きも注視しておきたいです。
また、今週は日米首脳会談があり、これは米国の現在の人事の問題から政府もぶっつけ色が強いようですので、何がどう出てくるかわからず、ポジション傾けずに注視したおく必要がありそうです。
そして、米国の2年債と10年債の利回り差が、先週0.5%割れが目立ってきてます。イールドカーブのフラット化ってやつですが、逆イールドにならなければ大丈夫という見方もありますが、0.5%前後から株価の上値が重たくなる傾向があるため、筆者は少し早計ですが、上がった所で株は買う所ではないと判断しています。ゆえに、短期の上昇トレンド等は無視して、大局で見て、今年1月高値を抜けず、大きな戻りがくれば売りを狙う所かなと思っています。
ただ、投資部門別売買状況で海外投資家が売り越しから買いに転じてますので、この買いが継続するかも見ながらだと思います。
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