米国(アメリカ)のリスクプレミアム掲載開始
姉妹サイト「株式マーケットデータ」で、米国(アメリカ)のリスクプレミアムの推移の掲載を開始しました。
「株式マーケットデータ」で、そのお知らせをするブログも書きましたので、よかったら読んでください。
米国のリスクプレミアムに続いて、次は「日本のリスクプレミアム」の推移の掲載も開始しますのでお楽しみに!
日本のリスクプレミアムはもう準備は出来てますので、すぐにでもアップ!という所です。
米国も日本もリスクプレミアムを掲載しているサイトはないと思いますので、是非チェックしてください。
というわけで、上記2つのリンク先のページでリスクプレミアムの解説などをたくさん書きましたので、それを読んでからチャートや時系列を見て欲しいですが、リスクプレミアムは注意しておきたい点がいくつかあります。
リスクプレミアムは金利の決定要素の一つです。金利は相場のど真ん中、市場のど真ん中ですので、リスクプレミアムの推移をウォッチしないという選択肢はないと思いますが、今はFRBがコロナ対策で以下のような支援策をやってまして・・・
- 大企業向けは、社債やCPの買い入れ(低格付け債含む)
- 中堅企業向けは、貸出債券の買い入れ
- 中小企業向けは、貸出しを行った適格金融機関への融資
それぞれ数千億ドル規模で、低格付け債もOKってことなので、何でもOK、融資しますってことですが、これは信用リスクへの直接介入、つまりリスクプレミアムへの直接介入です。コロナでしょーがないんですけど、それをやると市場メカニズムが崩れるって話を書かせてもらいました。
昨年末だったか、ゲームストップあたりの頃だったか、ちょっと忘れましたが、パウエルFRB議長は「株って今バブってないですか?」の記者の質問に、「リスクプレミアムで見ればバブってない」って言ってましたよね。かなり歯切れが悪かったですが・・・リスクプレミアムに直接介入しててリスクプレミアム見ろって変な話で「セコッ!」って筆者は思いましたけど。各指標で歴史的割高が出てますので、出すものなくて介入してるリスクプレミアム出してきたようにも思いましたが。
ITバブル時は、リスクプレミアムはマイナスでずっと推移してて、かなり綺麗にバブルを示唆してましたが、今は筆者はダメだと思ってます。リスクプレミアム見ろつってるパウエル氏に影響されてるのか、リスクプレミアムで見ればバブってないって言ってるアナリストいっぽいいますけど、そう単純にアテにしない方がいいと思ってます。って、掲載開始しててなんですけど・・・。そもそもパウエル氏は、バブルは弾けてからでないとわからんと言ってますし。ちぐはぐなことをよく言う人です。
というわけですが、リスクプレミアムはウォッチしてくださいね。超重要指標であることは間違いないですし、次は日本のリスクプレミアムの掲載を開始しますので。