ニュース(ECB・2019年)

2019年

  • 2019年3月7日、ECB理事会で年内利上げ断念。景気減速を理由に金融緩和を継続して景気を下支えする。ECBフォワード・ガイダンスとして主要政策金利などの水準を少なくとも19年末まで維持するとしていたが、「少なくとも年末まで」として、利上げは早くても20年以降にした。また、19年9月から新たにTLTRO3を開始することを決めた。21年3月までの期間限定で償還期限2年の低利資金を銀行に供給し、企業や家計にお金が行き渡るようにする。ECBは16-17年にTLTRO2で7000億ユーロ超を銀行に貸し出したが20年6月以降に満期を迎えるため、銀行の資金繰りに不安が生じないようにする。また、ユーロ圏の経済見通しについては、19年成長率を18年12月の1.7%から1.1%に下方修正、消費者物価上昇率も1.6%から1.2%に下方修正した。
  • 2019年2月20日、ECBが新たな資金供給策の検討を開始。景気減速で銀行が融資に慎重になることを防止するため、融資に積極的な銀行に低利の長期資金を貸し付け、企業や家計にお金が回りやすくする。今後の経済指標を見極めてから3月の理事会で導入の是非を議論する。新たな資金供給策は、希望する銀行に企業や家計への融資の実績に応じて政策金利並みの低利資金を貸し付ける仕組み。2回目のTLTROが20年6月以降に満期を迎えることや、ユーロ圏の景気減速がECBの想定を超えて進んでいることが、新たな資金供給策導入検討の背景となっていると見られている。これにより、これまで19年秋ごろと見られていた利上げは先送りされる可能性が高まった。
  • 2019年2月11日、ユーロ圏財務相会合でプラート専務理事(任期5月末)の後任にアイルランド中央銀行のレーン総裁を充てる人事を内定。任期は8年間。レーン氏はハト派
  • 2019年1月24日、ドラギECB総裁は理事会後の記者会見で「成長のリスクは下方に動いた」と述べ、下方修正。貿易戦争などの影響で成長の勢いは予想よりも弱まりそうだ、とした。ただ、景気後退に陥る可能性は低いと主張。失業率低下で賃上げが広がりつつあり、内需主導で経済成長が続いているとしている。TLTROについては、数人が問題提起したものの、決定事項はなかったと明らかにした。
  • 2019年1月24日のECB理事会で、金融政策の現状維持を決定。フォワード・ガイダンスでは、主要政策金利を少なくとも19年夏まで据え置くとし、保有債券の再投資は、利上げ開始後も長期的に続けることを改めて示した。



 

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