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日経平均先物が日経平均株価より安い(低い)場合の影響とマイナス金利の影響

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基礎

通常、金利がプラスであれば、日経平均先物先物)は日経平均株価(現物)より高くなります。先物には理論価格があります。これは金利などを含んだ価格で、コストなどを含んだ価格になるのが普通です。ゆえに、現物より先物の価格の方が高くなるのが一般的です。

逆ざやの影響

先物より現物が高くなる「逆ざや」が発生していれば、裁定解消売りに繋がります。

SQの日は先物の金利などのコスト部分も0になるので、先物と現物が同じ価格になりますので、SQ日に向けて鞘が開いている時は、現物買い、先物売りの裁定取引が行われて、裁定買残が増えます。逆に、逆ざやになると現物売り、先物買いの裁定取引が行われて、裁定解消売りに繋がります。
ゆえに、逆ざやが出ている場合は、裁定解消売りで現物が売られやすくなるので注意しなければなりません。上値が抑えられて上がりにくくなります。これを上回るだけの買い威力が出てこなければ上値は狙えません。一方、現物より先物が高くなっていれば、先物が上昇して現物も伸び、高値近辺では高値更新しやすくなる傾向があります。

マイナス金利の影響

先物は短期金利を水準としていますので、マイナス金利の場合は、先物の方が現物より安くなりやすいです。また、3月限等の場合は配当分も含まれるので高くなります。

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