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米国はドル高とドル安、どちらがいい?

強いドル政策

米国(アメリカ)は、強いドル(ドル高)は米国の経済成長を反映しており国益にかなう、といった米国が伝統的に掲げてきた「強いドル政策」を1995年のクリントン政権時代から歴代財務長官が引き継いでいます。

なぜドル高がいい?メリットとデメリット

強いドル、すなわちドル高であれば、米国には海外から資金が入ってきて米国の国債が買われやすくなり、輸入物価の引き下げにもなるメリットがあります。ただし、その場合は輸出競争力が落ちるため、米国の製造業にとっては不利となり、さらに国内産業が海外へ流出して産業の空洞化につながるデメリットがあります。

一方で、米国はドル安政策がとりにくい面があります。

米国は経常赤字国です。その赤字は海外勢からの米国債への投資で埋め合わせているため、過度なドル安政策はとれず、「強いドルは国益にかなう」としている面もあります。

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