トランプ氏が大統領になったらどうなる?政策とその影響について

2016年11月4日2016年11月のマーケット動向と投資戦略

おはようございます。
クリントン氏のメール問題再燃によって、世論調査でトランプ氏優勢の報道が流れていますので、トランプ氏が大統領になったらどうなるか?政策やその影響について考えておかなくちゃならないので、昨日、日々メモしてある筆者のオリジナルマル秘ノートを見返しながら考えてみました。字が汚くて自分でも何書いてるか解読不能な点はいくつかあったのですが、色々調べてるとおもしろい内容が見つかりました。長いですが、その内容も書きますので是非是非最後まで読んでみてください。

まず、今日書く内容の前提条件として、大統領選と同時に行われる上院と下院の結果は無視します。上院も下院も共和党がとって、トランプ氏の政策が実行しすい状況になったと仮定して話を進めます。共和党の中にはトランプ氏の反対勢力も多いですが、それも無視します。また、トランプ氏はこれまで強く発言していたことも時間の経過とともに態度が軟化した場合も多いですが、それも無視します。トランプ氏がこれまで発言してきた内容や推してる政策が実行されることを前提に話を進めます。今のところそれを前提にするしか予想できませんのでその方向でいきます。

上院と下院については「上院はどちらがとる?」を参照してください。

さて、トランプ氏が大統領になった場合、大きなところでは「反自由貿易・反グローバリズム」が進む方向になると思います。一足先にブレグジットで英国がその方向性を示しましたが、米国もその方向に進むとなると、世界的にグローバリゼーションの終わりが意識されると思います。これはどういうことかというと、グローバリズムっていうのは地球規模の市場主義、自由貿易を意味するもので、世界はこれまでグローバリズムのもと地球を一つの市場として経済活動を行ってきていたわけですが、その流れが変わって、「ナショナリズム」へと移行すると思います。ナショナリズムってのは内向きってことです。自国優先の政策になるって感じです。今までグローバリズムだったけれど、それだとテロ多くなるし、難民がたくさん来るしで国民の不満が高まりました。英国で起こったブレグジットは、難民がたくさん来て職を奪われた英国民の不満の高まりが主因となって起こりましたし、米国も米国民の職が移民の方々に奪われている現状がありますので、トランプ氏が大統領になったら自国優先のナショナリズムの動きが世界的にも波及していくんじゃないかなと思います。

それを踏まえて、一つ用語を紹介します。それは「ブロック経済」です。詳しい内容はリンク先で確認してみてください。トランプ氏が大統領になったら、おそらくブロック経済化が進みやすくなると思います。この「ブロック経済」に関することが今回筆者がおもしろいなと思った内容です。

過去、世界大恐慌時代に現れたブロック経済では、主に自給自足率が高いイギリス・アメリカ・フランスと、自給自足率が低い日本・ドイツ・イタリアにブロックが大別されました。このブロック間の経済や政治の利害の対立が、第二次世界大戦勃発の主因となったわけなんですが、これとブレグジットには共通点があったんです。ブレグジットが決まった時に株価がより大きく下がった国はどこか調べてみると、日本・ドイツ・イタリア・スペインでした。共通点ありますよね。一緒・・・って感じです。日本とドイツは産業が自動車と機械に偏り過ぎてますので、トランプ氏が大統領になったら、まずその辺絡みの株は買っちゃダメだと予想できます(ちなみに、世界大恐慌前はグローバリズムが拡大していましたので、世界大恐慌から縮小した形です)。

って、この傾向が今回通用するかは別の話かもしれませんし、グローバル化が終わるってのは考えにくく、そう考えるのは時期尚早かもしれませんが、基本的にトランプ氏が大統領になったら「反自由貿易・反グローバリズム」が進みますので、「多国籍企業」に該当する株の買いはダメだと思います。多国籍企業って何だ?ってことですが、海外にたくさん拠点を持って活動している企業のことです。日本はそういう企業が多いですが、比較的多国籍企業が多い業種を一応以下に載せておきます。

  • 金融(銀行・証券・保険)
  • 自動車
  • IT
  • 石油
  • 半導体
  • 電機
  • 航空
  • 製造業

銘柄にもよりますので、狙っている株や保有している株がそれに該当するかどうかチェックしておいた方がいいと思います。また、トランプ氏は、TPPに反対しており関税も引き上げると宣言していましたので、多国籍企業への投資はより危なっかしいと思います。さらに、「反自由貿易・反グローバリズム」は原油安も進みやすくなる可能性がありますし、トランプ氏は石油採掘規制も撤廃する旨の発言もしていましたので、原油も下がる可能性が増すと思います。トランプ氏はパリ協定からも離脱する旨を示唆していました。

トランプ氏は、「低金利ドル安」論者です。米国は利上げしにくくなる可能性が高いので、普通に考えればドル円は円高かなぁと見れます。トランプショックで一旦円高に振れる可能性も高いと思います。それまでに織り込みが進んでるかどうかにもよると思いますけどね。

ただ、長期的に見れば、はたしてそうかなぁ?と筆者は考えています。トランプ氏は金融規制には緩和的ですがグラス・スティーガル法は支持していますし、インフラ投資に前向き、レパトリ減税もするって発言してましたので、これらは円安要因です。
また、そもそもですが「反自由貿易・反グローバリズム」は、おそらく円安要因です。グローバリズムは、世界の壁を取り払おうよ!って流れでしたが、反グローバリズムは壁を設けるぜ!自由貿易は嫌だ!って流れになるわけです。トランプ氏はTPPも反対してますので、「壁」が出来ることによって、相対的に物が入ってきにくくなります。これによって、デフレ脱却が進む可能性がありますし、デフレ脱却ってことはインフレが進むってことですから円安要因。これが良い円安か悪い円安かって話はあるかもしれませんけど・・・。

ってのが、昨日筆者が調べて予想した内容です。「ブロック経済」の話は、ふぇ~って感じじゃなかったですか?トランプ氏が大統領になれば、おそらく勝つ国と負ける国が出てくると思います。日本にとっては痛い可能性が高いなぁと思うわけですが、果たして日本は負けるのかってことです。ふ~む。ただ、日本はまだ必殺技を残してます。筆者のブログ読まれてる方は察しがついてると思いますし、それ言うの?って感じだと思いますが、「ヘリコプターマネー」ですよねぇ。笑 出すでしょ。そのうち。イールドカーブコントロールで準備整ってますしね。財投債買えばいいだけですから政府次第って感じでしょうか。規律がどうって話もありますがルールは変わるものですし、それを批判しても他にどんな方法があるの?とも思います。あ、いやでもね、「反自由貿易・反グローバリズム」で自動的にデフレ脱却進む流れになれば、ヘリマネしない方向も考えられます。あと、「反自由貿易・反グローバリズム」の流れになった場合、G7やG20の協調もしにくくなるかもしれないです。EUも離脱する国増える可能性高まりそうです。ふ~む。とりあえず、トランプ氏なら米国経済にとってはプラス面が多いと思いますが、日本株は一旦売りな気がします。ブロック経済化すれば日本はメリットが少ないですしね。

これらを踏まえて投資戦略です。
と、投資戦略まではまだ考えれてないのですが、トランプ氏が大統領になって「反自由貿易・反グローバリズム」が進んだ場合、多国籍企業は確実に競争力が弱まると思いますので、とりあえずそれらは投資対象から外した方がいいと思います。変に押し目買いとかもしない方がいいと思います。テクニカル分析も通用しない相場になるかもしれませんしね。世界の流れが変わりますので、相場もこれまでの流れとは変わる、これまでの傾向を参考にチャート読みしても通用しないと考えた方がスジが通るように思います。世界が内向きになっていきますので、基本的には内需でしっかり稼げる株の押し目買いかなと思います。筆者の予想がハマれば、「反自由貿易・反グローバリズム」で日本のインフレがいずれ期待できると思いますので、内需系中心のしっかりした押しを待って買い狙いかなぁと思います。ただ、筆者はこの予想を信じ切ってるわけでなく、世界の流れや相場の流れを見ながら一瞬で考え方を変えて投資にあたりますので、こだわりなく、適宜見方を変える所存です。見方変えるならブログで書きますので、ちょくちょくブログ覗いてもらえると嬉しいです。てか、クリントン氏が大統領になったらこの話パーですね。笑 世界はグローバリズムで粘ることになると思います。グローバリズムの最後の壁かもしれないですね。クリントン氏は。