利上げ回数の見方(FOMC参加者のFFレート予想から)

2016年12月時点の「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」と、2017年3月時点の「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」を例にして、利上げ回数の見方を解説します。

FRB(連邦準備制度理事会)は、FOMC(連邦公開市場委員会)参加者らの政策金利見通し(FOMC参加者らによるFFレートの予想分布)を公表しています。2017年3月15日に行われたFOMCでは、「0.25%」の「利上げ」が行われ、以下の「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」が公表されました。

 

FOMC参加者らによるFFレートの予想分布


<2017年3月時点>

  17年末 18年末 19年末
上限 2.125% 3.375% 3.875%
中央値 1.375% 2.125% 3.000%
下限 0.875% 0.875% 0.875%

 

<2016年12月時点>

  17年末 18年末 19年末
上限 2.125% 3.375% 3.875%
中央値 1.375% 2.125% 2.875%
下限 0.875% 0.875% 0.875%

 

この「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」から、今後の利上げ回数のカウントの仕方を解説します。「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の「FF金利の予想分布(ドットチャートより)」のページで確認できます。

2017年3月15日に行われたFOMCでは、”FFレートの誘導目標”を「0.25%」引き上げる「利上げ」が決定されました。利上げはだいたい0.25%ずつ引き上げることが多く、0.125%の時もありますし、それ以上の場合もありますが、一応これまでの傾向から「0.25%」が基準になります。

前回のFOMC(2016年12月)での”FFレートの誘導目標”は「0.50-0.75%」だったんですが、それを2017年3月15日のFOMCで「0.75-1.00%」に引き上げたました。これが「利上げ」です。

それらを踏まえて、これ以後の利上げ回数のカウントの仕方ですが、上記の表の「2017年3月時点」の「17年末」の「中央値」が「1.375%」ってなってます。これは「1.25-1.50%」ってことになるので、1回の利上げが「0.25%」ずつ行われることを基準として考えると、2017年に利上げはあと2回はあるな、と見ることができます。これが2017年の利上げ回数のカウントの仕方となります。ただ、これは2017年3月時点におけるものなので、その後のFOMCで「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」の「中央値」が引上げられれば、その後の利上げ回数も変わってきますので注意が必要です。利上げ回数は、その都度「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」の「中央値」を見て判断する必要があります。
ちなみに、「FOMC参加者らによるFFレートの予想分布」は、「中央値」を基準として考えるので「中央値」を見るようにしましょう。

 

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