米大統領選は、選挙で敗北した候補者は、選挙を平和的に終了させる意味合いから勝利をおさめた候補者に非公式で電話や電報で「敗北宣言」をして選挙の敗北を認めることになります。
敗北宣言しなかったら?
これまでの大統領選で結果的に「敗北宣言」をしなかった候補者はいませんが、法的に定められたものではなく、さらに、トランプ氏は事前の討論会で「敗北宣言」をしない旨を公言していましたので、反対勢力として残る可能性があります。米国では州法で43の州が選挙結果の再集計は認められているため、トランプ氏が選挙結果の不正を指摘すれば再集計、または集計結果が接戦であった州は再投票になる可能性があります。
これまでの大統領選の歴史では、敗北宣言を出すまでに数日から数週間かかった例もありますし、最高裁判決が出るまで1カ月以上敗北宣言をしなかった例もあります。また、米国大統領選は12月第2水曜の翌週の月曜に選挙人投票が行われるため、それまで敗北宣言をしない可能性もあります。法的に効力のあるものではありませんが、反対勢力として残ることからその影響は考慮しておきたいです。
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