7月相場の特徴

 

7月上旬までは好需給?そして夏枯れ?


例年、相場は6月後半から7月上旬にかけて好需給となりやすい傾向があります。それは6月決算の企業やETF(上場投資信託)決算があるためです。概ね七夕あたりで天井を打つ傾向がありますが、日本では夏枯れの時期に入り、7,8月、しいては10月あたりまで相場は弱くなりやすい傾向があります。特に、7,8月に日本の相場が強くなることは珍しいです。また、近年では七夕に天井を打つことは少なくなってきている傾向がありますので、基本的に相場が弱くなりやすい月と捉えておくのがいいかもしれません。一方、7月はドル高になりやすいというアノマリー(根拠はないが比較的あたりやすいとされている経験則)もあります。

 

サマーラリーは起こる?


サマーラリーとは、7月から9月の時期は株価が上がりやすいというアノマリーのことです。サマーラリーは、比較的当たる確率の高いアノマリーとして知られています。 サマーラリーは米国市場におけるアノマリーです。米国では、7月のインデペンデンスデーから9月のレイバーデーまでは夏休み時期となります。米国では過去、夏休み前に優良株を買いだめしておいて夏休み入りし、夏休み明けに株価が上がっていることがよくありました。米国ではこの名残りが現在も続いているため、サマーラリーは起こりやすいとされています。

一方で、日本ではサマーラリーはありません。日本ではサマーラリーとは真逆に夏場は株価が下がりやすい傾向があります。これを「夏枯れ」といいます。

 

七夕天井彼岸底


日本市場では、7月初旬は6月決算やETFの決算、配当の再投資等があるので、例年需給環境が良くなります。ゆえに、七夕の時期近辺まで上がりやすい傾向があるのですが、7月上旬以降は自動車業界が工場の稼働を停止しやすい時期となり、米国の経済指標である失業保険申請件数が増加しやすい時期でもあり、さらにイスラム圏ではラマダン入りする時期ですので、資金が入ってこなくなる時期でもあります。また、材料不足となりやすい時期でもあることから、7月上旬以降は相場が下がりやすく、相場は七夕に天井をつけるとされています。ただし、近年「七夕天井」は当たる確率が低いアノマリーとなっています。
天神底とは、七夕の時期に天井をつけた相場が下落基調に転じ、大阪の天神祭の時期に底を打ちやすいというアノマリーのことです。天神底は、精度は高くないですが、比較的当たるアノマリーとして知られています。

 

決算発表


7月は中旬から米国で決算発表が始まり、下旬から日本で決算発表が始まります。日本では第1四半期決算です。第1四半期決算は、企業が今期、実際に商売してみた数字が出てくるので、今期どれぐらいの利益になるかわかってくるので非常に重要な決算となります。

 

第1四半期決算で上方修正


上記の通り、日本では第1四半期決算が出てきますが、3カ月商売したばかりで第1四半期決算で業績の上方修正することは珍しいです。ゆえに、過度な期待を持って見るのはよくないです。上方修正も下方修正も出るとすれば中間決算が多いです。そこで通期の修正も行われやすいです。一方、第1四半期決算の段階で業績を上方修正してくる企業は注目されやすいです。そういった企業は通年で業績が良い場合が多いのでとりわけ注目されやすいです。

 

決算発表前の主力株


主力株は決算発表前に株価への織り込みが進みます。2流3流がサプライズが多く、アナリストが見ていない銘柄が穴場となりやすいです。例えば、自動車が盛り上がっている時であれば、自動車部品でPERが低く見落とされているような銘柄を探しておけば旨味があるかもしれません。海外が夏休みとなって材料が出ても主力株の動きは鈍くなりやすいので、そういった投資がベターな時期になりやすいです。



 

時期ごとの相場


 

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