2017年4月18日、英国のメイ首相が2020年に実施予定だった総選挙を2017年6月8日に前倒して実施し、EU離脱(ブレグジット)の信を問うと表明しました。
総選挙を前倒しした背景と理由
メイ首相が進めるEUの単一市場へのアクセスを失うEUからの強硬離脱、いわゆる「ハードブレグジット」の方針には、野党である労働党や北部スコットランド行政府の反発が強く、メイ首相率いる保守党内でも結束の乱れが見られていました。議会の分裂はEU離脱交渉を困難にするため、EU離脱交渉を行うために強力な政権をつくる必要があり、現状で保守党の支持率は野党の労働党の支持率を大幅に上回っているため、このまま総選挙(下院選挙)を行えば保守党が圧勝するとの見方が強く、総選挙を行って保守党が圧勝すればメイ首相がEU離脱交渉のリーダーシップを確保しやすいと見られています。6月8日に総選挙を行って、「国が一つにまとまったところでEU離脱交渉にあたることが最善の策という結論に達した」としています。
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